教育活動
数理法学
講義では、「最適化」と「均衡」という最小限の経済学的な枠組みを用いて多様な仮説を立案し、「シミュレーション」と「実験」の両方を通じて仮説を検証できるようになることを目指している。初学者向けのミクロ経済学の科目を学部(ミクロ経済学入門)と法科大学院(法律家のための経済学入門)で、中・上級者向けの法と経済学の科目を法科大学院(法の経済分析)と博士課程(法と経済特別演習)で開講している。また、オーストラリアでは、中・上級者向けの企業金融の科目を修士課程(Advanced Corporate Finance)と博士課程(FIRN National Ph.D. Course on Corporate Finance Theory、Doctoral Studies in Corporate Finance I)で開講していた。
実験法学
法に関わる心理学の扱うテーマや研究目的と内容について理解することを目標としている。法に関連する様々な課題に対し、心理学的な調査や実験で検討されてきた理論的または実証的な取り組みに焦点を当て、法に関わる場面に関与する人々の心理を客観的に認識するための複眼的な視野の基礎を習得することを目指し、法科大学院と法政理論専攻の学生に対して開講している。